企業対談 vol.08「松山油脂のモノづくり」
昔ながらの釜焚き製法で石けんをつくり続けている、松山油脂。
毎日使うものだから、使い続けるために肌や環境にやさしいのはもちろん、さまざまな秘訣がありそうです。モノづくりへの想いと、スミファへの意気込みを、熱く語ってくださいました。
工場の歴史・製造製品について
松山油脂1908年に雑貨商として創業。1945年以降に石けんの製造を始めました。
墨田区は原料となる油脂が比較的手に入りやすかったというのが理由の一つです。
現在は石けん、ボディソープ、シャンプー、スキンケア製品などを製造し、「Mマークシリーズ」をはじめとした7つのブランド等を製造・販売しています。
私たちは、石けんをはじめとした「洗う」ものとその後に肌を「潤す」ものをトータルでご提案できる。
ウォッシュ&ケアメーカーです。
モノづくりとは?モノづくりにかける思い、情熱、製品にかけている思い
松山油脂お客様が使いやすい、使いたくなるような、有用性をしっかり保ちながら、肌への安全性が高く、自然環境にも配慮した製品。
そして、毎日使うたびに楽しくなるような心地よいデザインと、安心して使える価格。これらを満たす製品を企画・開発・製造してお客様のお手元に届けることが、私たちの仕事であると考えています。
同時に自分たちが使いたい、家族に胸を張って「自分がつくった」と言える製品をつくりたいという思いを大事にしています。
私たちは毎日使用するデイリープロダクトをつくっていますので、使っていく中で、家に置いていても飽きることのないデザイン、また毎日使い続けられる価格であることを心掛けています。
製品は、開発から製造に至るまでの一連の工程を社内で行なって全スタッフがそれぞれの工程で思いを込めてつくられた製品をぜひ一度使ってみていただきたいです。
今年のスミファは?
松山油脂
スミファでは、工場見学、ワークショップ、ファクトリーセール(販売)、等を予定しています。店頭で手に取って普段使われている製品がどういう過程を踏んで、どういう人たちの手によってつくられているかを感じてほしいです。
また普段はお客様と直接ふれ合う機会がないため、私たちの工場をご案内できることを楽しみにしています。
取材担当者より一言
石鹸作りは、すみだの地場産業である皮革業と切っても切れない関係にあります。是非とも松山油脂の見学を通して、もっとすみだの産業について知ってください!!
取材担当:西帯野 貴紀
記事:西帯野 貴紀(早稲田大学)
取材:西帯野 貴紀(早稲田大学)・清水旬(早稲田大学)