石宏製作所
医療はさみの製造
住所 | 墨田区墨田5-48-10 |
MAP | No,01 |
最寄り駅 | 東武伊勢崎線 鐘ヶ淵駅 |
URL | - |
住所 | 墨田区墨田5-48-10 |
MAP | No,01 |
最寄り駅 | 東武伊勢崎線 鐘ヶ淵駅 |
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振り返ると、小学校、中学校といじめにあっていて、そのことから逃げるかたちでうちの仕事を手伝っていました。
もともとプラモデルなどをちょこちょこいじったりするのも好きで、親の仕事にも興味があり、いつか家を継ぐことは心の中にありました。
高校には行きたくなかったのですが、親や先生に「高校くらいは行きなさい」と言われ、背中を押されるように墨田工業高校に入学。
高校での3年間は、部活などはやらずにバイトにはげみました。都会への憧れから虎ノ門のビヤガーデンを面接。その日からバイトを始めて、ひたすら貯金をしていました。
その後一度就職し、25歳の時に30歳になる前の三年間を「石の上にも三年」と心に決め、会社を辞めて家を継きました。
趣味のウィンドサーフィンをするためサイパンに1カ月行こうと仲間に誘われたことも、この決意するきっかけになったと思います。
父がいてくれた頃は、ほとんど父任せ。その後ひとりになって矢面に立たされ仕事をしていた時は、本当に四苦八苦でした。
仕事を始めた頃は、何もできないことが一番辛かったのを覚えています。自信が持てるようになったのは10年くらいしてからです。
以前、結婚式の引出物に自分ではさみを作ったことがあります。ところがみなさん「使うのがもったいない!」となかなか使ってもらえない。
お渡ししたはさみが修理にきたのはたった2つでした。はさみは飾らないで、ぜひ使ってほしい。買っていただいた方から「よく切れるね」と言われるのが至福なんです。
「綺麗だね」と言われるより、「切れるね」と言われたほうがうれしいんです。
うちの娘は厳しくて「動きが悪い、直して」なんて言いますが(笑)。
すべての工程を自らの手でこなすことができて、段取りすべてが見えた時、仕事は楽しいですよ。そして、買ってくれる人を想像する時はうれしいです。
Text by 前島昭美
子供さんの机が置かれているお仕事場。壁にはご家族の写真などがあり、温かさを感じます。
トミーズキッチンのカツカレー
03-5608-6188 墨田区産業観光部 産業経済課/担当 植村・佐藤
(平日9:00-17:00 土日祝 休み)
スミファ実行委員会 info@sumifa.jp
スミファ公式 Facebook
はさみの先まで切れる感覚が気持ちがいい!刃先の切れる感覚は、是非さわって確かめてください。