今まで、100%請負仕事で、パッケージの裏にチバプラスの文字が並ぶことはなかったです。取引先としては車部品製造もあったのですが、リーマンショックの影響も大きくて、今までの仕事の体質だけでは危険だと感じていました。
仕事は今後ますます減っていく方向にあり、何かしなきゃいけないと思っていたところ、墨田区の事業にデザイナーさんとの「ものづくりコラボレーション」があったんです。
何もやらなければ何も生まれない。
たとえ1%でも可能性があるのならばと思い、楽しいことに挑戦したんです!
最初は何もわからない状況でした。デザイナーさんから提案されたデザインは100%受け入れないといけないのか、こちらから提案してもいいのかなど、いろいろ悩むことはありましたが、試行錯誤の結果カタチになって製品ができたことはとても嬉しかった。その製作過程も楽しむことができました。
加山雄三のゆうゆう散歩にも出ました(笑)。
請負の仕事は決定されていることをこなしていくのに対し、自社製品をつくるというのは自分たちで考える楽しさがありますね。
私たちのつくった“お皿まな板”は通常の状態では平坦なまな板で、折り線にそって折り曲げると桜の花びらのようなお皿に変わる商品です。
プラスチックでできているので洗えば何度でも使用することができてエコですし、屋外でのキャンプやバーベキューなどにも持ち運びに便利です。
つい最近モデルチェンジで、色を白・オレンジ・緑に。お皿に乗った料理がよりおいしく見えるような配色にしました。さらに使い勝手も考慮してパーティなどでも使えるよう持ち手の穴を追加しました。
パッケージもコンパクトにして持ち帰りやすいサイズに変更しました。
実際にさわってもらえると使い勝手の良さがわかると思いますので、スミファの工場見学をいい機会に、ぜひ体感してみてください!
Text by 貝塚高士
お皿まな板が話題になったときのうれしい話や、苦労された話など、聞いてると耳が離せません!
カタヤマ
03-5608-6188 墨田区産業観光部 産業経済課/担当 植村・佐藤
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プラスチック射出成形加工の製品は、身近なものだと、ボールペンの部品などで作られています!