私の仕事は型抜きです。クッキーみたいなって、見学に来た子どもたちには説明するんです。「緩衝材」を利用して様々なものを守る製品がほとんどですが、ただ守るために使うのではなく「鑑賞材」に使うアイデアを模索しています。緩衝材はビート板にも使われている素材で、角度を変えて見てみると、見え方も使い方もちがってくるのが楽しいです。
通常の仕事ではやっていないことに挑戦するのが楽しくてしょうがない。そんなわけで、私のところに頼めば何でもやってくれるって紹介されてくる人もいます(笑)。
緩衝材はやわらかいけれど鋭角なソリッド感ももっていて、その不思議な感覚がおもしろ味だと思います。特にねじった時のフォルムは美しいですね。ほかにも学生さんが断熱材代わりに窓の隙間や布団の下に敷くのに廃材になる緩衝材を持っていくこともあるんです。使い方は無限大です。
工場の2階では、ワークショップを開催したりしています。工場を見てもらうと以外と自分たちの考えていないところを気に入ってもらえたり、ふだん何気なくやっていることに興味をもってもらったり、工場の魅力を自分たち自身が再認識できることがあるので、とてもいいです。
また、見せることで仕事の幅も広がり、人とのつながりも広がります。
見学で遊びにくる子供たちにも、緩衝材を使って作ったアイデア作品を見せることがあります。(サトウ化成を見学してご覧ください!)
通常の仕事ではやってないことをやっているのが楽しいのですが、なぜか仕事をしている時に一番アイデアを思いつく(笑)。
いいアイデアが浮かんでくるけど、仕事に追われていてアイデアがカタチにできない時が一番悩ましい時ですかね!
Text by 貝塚高士
製品になっていく緩衝材は、守る以外の役目も多々あるんです。素材・やわらかさも多種多様なのです!
50BANのハンバーグ
03-5608-6188 墨田区産業観光部 産業経済課/担当 植村・佐藤
(平日9:00-17:00 土日祝 休み)
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佐藤さんのアイディア満載の作品が工場に並んでします。行かなきゃ見れない作品をお楽しみに!