さいとう工房
車椅子改造・パーツ開発
住所 | 本所4-27-3 |
最寄り駅 | 都営浅草線 本所吾妻橋駅 |
URL | http://www.saitokobo.com/ |
Interviewee | 斎藤 省氏 高橋信哉氏 |
住所 | 本所4-27-3 |
最寄り駅 | 都営浅草線 本所吾妻橋駅 |
URL | http://www.saitokobo.com/ |
Interviewee | 斎藤 省氏 高橋信哉氏 |
車椅子は、ただ単に移動の手段と考えられがちです。
しかし、弊社では、従来困難であった狭い日本の家屋でも使え、家事や仕事など社会生活に必要な工夫を施した「レル・シリーズ」を製作しています。
例えば、高い棚に手が届くように座面が高く上がる機能や、長時間同じ姿勢をとることによる褥瘡(床ずれ)を防ぐため、座面・背面をそれぞれ微調整させ、姿勢を変える機能などです。
私たちの目標は、この車椅子を使う方々に「人と触れ合い、社会と触れ合う歓び」を体感していただくことです。
人の役に立つことで、まずメンタル面から元気になります。その後、それに比例して身体的にも元気になり、生き生きとした人生が送れると考えております。
生きる意欲が高まることが、これからの日本の福祉にとって重要なことだと捉え、それに挑戦しております。
縁あって、近年はパキスタンやモンゴルなど、アジア各国から工房の見学者が多く来ています。また、毎年研修として様々な国の若者が工房を訪れ車椅子に関する技術を学んでいます。
彼らが車椅子の整備技術を身につけることで、現地の障がい者団体が車椅子製作整備事業を展開することができます。
特にパキスタンでは、日本で技術を学んだ若者たちによる軽快な車椅子を使った「車椅子クリケット大会」が盛んになっています。
都市対抗であったこの大会の規模はだんだんと大きくなり、今や周辺各国との国対抗戦へと広がりました。
「車椅子クリケット」は、今まで低かった障がい者の地位を向上させ、彼らに生きがいを感じてもらうために役立つだけに止まらず、パキスタンとインドという紛争中の国々の間での試合も行われました。
2020年の東京パラリンピックにあわせて、日本で車椅子クリケットの世界大会をしようとの声も上がっています。日本発の技術が、世界の平和のために役に立っているのです。
墨田区には、多くの中小企業があります。さいとう工房も、地域の企業に部品作りをお願いするだけでなく、協働でモーター開発を行なっています。
従来から墨田区の企業の多くは、大企業の技術の下支えになってきていました。1つの企業の規模は小さくとも、実力を持っている企業ばかりです。
そういった企業同士の協力により、大企業に全く劣らない、幅広いことができるという実感があります。
中小企業同士で繋がりあうことにより、もっと世界の役に立つことができると確信しています。
スミファにお越しの皆さんには、そういった横の繋がりを感じながらスミファの工場見学などを楽しんでもらえればと思います。
スミファ当日は、レル・シリーズに試乗をしていただける予定です、お待ちしています!!
Text by 清水旬
当日インフォメーション:本所地域プラザ BIG SHIP
住所:墨田区本所1-13-4
行き先:都営浅草線・大江戸線「蔵前」駅より徒歩8分
都営浅草線「本所吾妻橋」駅より徒歩12分
JR「両国」駅より徒歩15分
URL:http://www.cp-bigship.net/
主催:スミファ実行委員会
共催:墨田区
後援:東京商工会議所墨田支部 / 一般社団法人墨田区観光協会 / すみだ地域ブランド推進協議会 / 株式会社日刊工業新聞社 / 東京東信用金庫
協力:たばこと塩の博物館 / 学校法人文化学園文化服装学院 / 株式会社ワールドフォトプレス / NPO法人ワップフィルム
同時開催:すみだ地域ブランド展示会・下町ものづくり会議(シンポジウム)
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14年度 スミファ vol.3
13年度 スミファ vol.2
12年度 スミファ vol.1