オレンジトーキョー
繊維製品の製造及び販売
住所 | 亀沢1-12-10 |
最寄り駅 | JR総武線 両国駅 |
URL | http://www.orange-tokyo.jp/ |
Interviewee | 小高 集氏 |
小高莫大小工業は創業当時はスキーのニット帽だけを1年中つくっていましたが、1年に1回ではということもあり通期を通してということで夏にはポロシャツを始めました。
高度成長期が終わる頃には国内生産から海外生産へと移行しつつある中、受注数が減るや仕事自体がなくなってしまう危機感があり自分たちで定番で売っていけるものをつくっていかなければならないということで
ブック形式にして規格のものを好きなものを好きなだけかえるというシステムをつくりました。
2003年からはネット販売を開始しましたが、規模としては大きくはなかったです。代表に就任してからはオリジナルとなる製品の開発に取り組み、ルームシューズの「MERI」が完成いたしました。
ただ実際に販売となると製造業しかしてこなかった自社では難しい部分もあったので、分社してオレンジトーキョーを立ち上げました。
最初は小高莫大小工業からオレンジトーキョーを知る人も多かったですが、最近はオレンジトーキョーから小高莫大小工業を知る方も多くなってきました。
2005年に代表になり、それまでは製造の一人として働いており改めて会社のことを見つめたときに売上は減少傾向にあり危機感を持ちました。
そこで最初に思ったのは直接お客様に販売できる製品をつくりたいと考えました。
でもなかなか思うようにはいきませんでした。でもある時ぞうりをつくっている職人さんから布を分けて欲しいという連絡をもらいました。
そこで周辺工場からも集めて送ったところ布ぞうりが送られてきました。履いてみるとやわらかくてとても心地よかったんです。今度は私の方から連絡をとり協力をお願いしました。
素材となるぞうりの紐の開発を1年程度かけてつくり製品化しました。
特徴としてはニット生地でできているので洗うことができやわらかく、歩いていて楽であり、使用していると自分の足型に馴染んでいきます。
もっとモノづくりの現場がフィーチャーされてもいいと思うが、社内にいると当たり前のことをしているという認識で、なかなか自分たちでは気付きにくく評価がしにくいのではないでしょうか。
そこで普段とは違う他の目線が入るスミファのような機会があると励みになるし、あらためて誇りに思える機会も生まれる。
来られる方も興味を持ってご参加されているので何かを得られていると思いますが、見られる側もモチベーションがあがるいい機会だと思います。なかなかそういったチャンスはないと思います。
最近は催事などで他の地域へと行った際に名刺交換をすると「また、墨田区!」という言葉を聞くことが多くなってきて、モノづくりのまちとして活躍しているのを実感してますし嬉しいです。
墨田区のいいところは横のつながりがあり、様々なジャンルの工場が集積しているので何かを気軽に相談や頼めるもの魅力の一つではないでしょうか。
Text by 貝塚高士
当日インフォメーション:本所地域プラザ BIG SHIP
住所:墨田区本所1-13-4
行き先:都営浅草線・大江戸線「蔵前」駅より徒歩8分
都営浅草線「本所吾妻橋」駅より徒歩12分
JR「両国」駅より徒歩15分
URL:http://www.cp-bigship.net/
主催:スミファ実行委員会
共催:墨田区
後援:東京商工会議所墨田支部 / 一般社団法人墨田区観光協会 / すみだ地域ブランド推進協議会 / 株式会社日刊工業新聞社 / 東京東信用金庫
協力:たばこと塩の博物館 / 学校法人文化学園文化服装学院 / 株式会社ワールドフォトプレス / NPO法人ワップフィルム
同時開催:すみだ地域ブランド展示会・下町ものづくり会議(シンポジウム)
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14年度 スミファ vol.3
13年度 スミファ vol.2
12年度 スミファ vol.1