東北紙業社
抜き加工・象嵌加工
住所 | 千歳3-18-11 |
最寄り駅 | 都営新宿線 森下駅 |
URL | - |
Interviewee | 加藤清隆氏 |
住所 | 千歳3-18-11 |
最寄り駅 | 都営新宿線 森下駅 |
URL | - |
Interviewee | 加藤清隆氏 |
弊社は打ち抜き加工業という業種で、型で紙をプレスして形を作る仕事です。 主に店頭に並ぶPOPという製品を作っております。大体四角い紙以外は、何かしらの抜き加工をしていると言えます。
弊社の作業工程をご説明するのに、例えばPOPの流通の流れで考えますと、企業が商品の販売を決定し、広告代理店に宣伝等を依頼します。
広告代理店は、販促ツールで、POPを企画し、印刷屋さんに印刷を頼みます。その後印刷されたものが、幾つかの加工工程を経て、弊社に印刷・加工がされた紙が入ってきます。
弊社は型屋さんで型を制作していただき、全てが揃ったら抜き加工を行います。
加工後は、内職屋さんなどに発送し、組立や各店舗に発送を行います。このような流れの中の一角を担っています。
最近は、企業だけではなく、デザイナーさんからの相談も多いですね。
変なことをやっているからですかね。(笑)
お客様の思いを形にするために考えを巡らせて、より希望に沿った形に出来た時が楽しいですね。
やりたい事をやれる所まで応えるための手段ですね。
紙の加工1つにしてもどこまで凹凸をつけたいかとか、材質を変えたいとか、そういった依頼者の要望を一緒に考えて丁寧に答えていくことが私のモノづくりだと思っています。
同じ機械を使っても同じ物が出来るのでは無く、もちろん技術もありますが「人」によって出来る物が変わってくるので、そのための技術・想いを常に磨くことが必要になってきます。
お客様のこだわりに応えることが出来るかどうかは道具や機械だけでは無く、職人の発想力が重要だと思います。
同じ機械を使っても職人の使い方次第で違う事が出来るし、その事によってお客様の満足度も変わってきます。
弊社を選んで依頼して頂いている客様がいるという事は、それだけ信頼されているという事だと思いますので、この仕事をに誇りを感じるのでしょうね。
去年参加してみて、海外の方がたくさん参加してくださったのは嬉しかったですね。
私たちのような中小企業は年々後継者が減っており、90歳でも現役の方がいたりして、スミファをきっかけにこの仕事に興味を持って頂けると良いなと思います。
又、工場や加工を見て頂き、この仕事を継ぎたい、後世に残していきたいと思う人が1人でも増えてくれたら嬉しいですね。
この業界は二代目で廃業してしまう工場が多いのが現状ですので。
弊社は、抜きの事だけ出来れば良いのではなく、素材を含め、前加工 後加工等、すべての事に興味がなくてはなりません。
機械の取り扱いも、1つの機械を扱えるだけでもダメで、オールマイティにこなせることが必要になってきます。
機械も、はさみや鉛筆と一緒で、物作りの道具の一つです。
機械に使われるのではなく、機械を使う職人にならなくてはならない。
手に職をつける事で、仕事に誇りが生まれると思います。
Text by 松岡祐加
当日インフォメーション:本所地域プラザ BIG SHIP
住所:墨田区本所1-13-4
行き先:都営浅草線・大江戸線「蔵前」駅より徒歩8分
都営浅草線「本所吾妻橋」駅より徒歩12分
JR「両国」駅より徒歩15分
URL:http://www.cp-bigship.net/
主催:スミファ実行委員会
共催:墨田区
後援:東京商工会議所墨田支部 / 一般社団法人墨田区観光協会 / すみだ地域ブランド推進協議会 / 株式会社日刊工業新聞社 / 東京東信用金庫
協力:たばこと塩の博物館 / 学校法人文化学園文化服装学院 / 株式会社ワールドフォトプレス / NPO法人ワップフィルム
同時開催:すみだ地域ブランド展示会・下町ものづくり会議(シンポジウム)
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